ポートレートで適切な肌表現は?!Nikon Z6IIでWBとピクチャーコントロールをいじってみた。

ポートレートで適切な肌表現は?!Nikon Z6IIでWBとピクチャーコントロールをいじってみた。

前回の記事で、ウキウキ全開でZ6IIを開封し、SONYのα7RIVやEOS-R6と比較を行ってきました。
その中で、Z6IIの肌描写がドウランを塗ったような表現だったため、ウキウキから気分は急落。
しっかりと検証をせねば!!!
ということで、ホワイトバランスとピクチャーコントロールを組み合わせて撮影をしてきました。

肌描写比較とかいう地獄みたいな企画を受けてくれたモデルさん、サンキューです。

論じるよりも、まず写真を見てくれ!!!

Nikon Z6II + Z70-200mmf2.8Sのレンズで撮影をしています。
1/200 f2.8 ISO100 105mm

WB:A0 PT:ST
WB:A1 PT:ST
WB:A2 PT:ST
WB:A0 PT:ポートレート
WB:A1 PT:ポートレート
WB:A2 PT:ポートレート
WB:晴天 PT:ポートレート
WB:A0 PT:ST
WB:晴天 PT:AUTO
WB:A0 PT:AUTO
WB:A1 PT:AUTO
WB:A2 PT:AUTO
WB:A2 PT:ポートレート コントラスト+1 クイックシャープ+2
WB:A2 PT:ポートレート コントラスト+2 クイックシャープ+2
WB:A2 PT:ポートレート コントラスト+3 クイックシャープ+2
WB:A0 PT:ポートレート コントラスト+1 クイックシャープ+1
WB:A0 PT:ポートレート コントラスト+3 クイックシャープ+2

写真を比べてみると・・・・・

さてさて、前回と比べてみると、あれ!?そんなに気にならない!?

なぜだろうか・・・・

前回との大きな違いは?

前回との大きな違いは・・・・
!!天気。
ポートレーターの辛いところは、モデルさんの予定を取り付けた後に天気予報を見ながらビクビクしていないといけないのです。

そう、前回の天候は曇りがちの天気だったんですよね。

Nikonは曇りの写りが苦手説がありますが、とりあえず晴れ間の映りは非常に良好。

各設定後との違いを見ていこう

さて、折角なので各設定後との違いを見ていこう。

ピクチャーコントロール

まず、ピクチャーコントロールをautoにするというのは一番良くない選択肢になりそうだ。
カメラが自動でピクチャーコントロールを選択するモードの為、多種多様のピクチャーコントロールが場面ごとで割り振られてしまう。
前回の撮影でいたずらをしていた可能性が一番高いのがこれ。

ポートレートモードは顕著にコントラストが低いイメージ。
青天下では、適度にコントラストや彩度がある、STのスタンダードモードが一番良い気がしますね。

ホワイトバランス

ホワイトバランスautoには3種類。

A0は白優先
A1は雰囲気有線
A2は電球色を残す

A1は温かい絵、A2はもっと温かい絵、A0はキャノンをほうふつさせる白がキレイに見える。

A1,A2は黄色に転び、A0は青よりという感じ。

おすすめ設定は?

個人的なおすすめの設定は、WBがA0、ピクチャーコントロールはST。

天候で肌ノリが微妙だと思った場合は、ポートレートモードにすることをお勧めする。

また、RAWファイルを残しておけば、あとでNikonのソフトで調整可能なので、RAWを基本的に残すようにしていこう。

Nikonは設定を凝ってこそ

Nikonは設定で凝ってこそ。
自分の求める設定を突き詰めて遊んでいこう!
初心者の方は、是非上記設定を試してみてください。