SONYのα1は本当にこの売り方で良かったのか。カメラのブランド戦略を考える。ソニー最新ミラーレスカメラ

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ついに発売になった、ソニーフラッグシップモデルミラーレスカメラ α1
このカメラは素晴らしいカメラで、賞賛の声もすごく多いです。
僕のツイッターのタイムラインでも、うらやましいくらい完成度の高い野鳥の写真が流れてきて指をくわえながら見ているわけです。

 

しかしながら、動画の4K60Pの連続撮影時間で問題があったということで、youtuberの瀬戸弘司さんが取り上げていました。

SONY α1のブランディング戦略は正しかったのか

近年、カメラを売るうえで、「ブランディング」というものが重要視され、
どういう色付けをしたカメラで、ここがすごい!というポイントを刷り込んでいく作業になります。
しっかりと色付けできたカメラは広告がしやすくなり、売れ安くなるということで、
近年で特に大成功をしているのがキャノンのEOS-R5なのではないかと思います。

これは、知識がなければないほど、ふんわりと大きな理想を抱きやすい戦略が多く練りこまれています。
カメラが売れにくい昨今。
このブランディング戦略はより重要性を増していると思います。


先日発売になったSONY α1ですが、当初、どんなカメラだと思いましたか?
あれ?これがあったら他のカメラいらないじゃん。
α7SIII買った人は悔しいだろうなぁ
とか。
すべての上位互換シリーズであると、認識した人も多かったのではないでしょうか。

α1の熱問題には解決方法があった。Youtuberさんが見つけてた

できないと知ったユーザーは、クロップをしたり、液晶をバリアングルをしたり、撮影する方法を考えて頑張って運用を‥…って、

これなんだかおかしくないですか?

こんな問題、キャノンのEOS-R5もそうなのですが、開発している当事者は分かり切ったうえで、あえて大きく公表をせずにPRを行い、販売していますよね。
なんだか、こういう売り方は※が沢山あるアハモの宣伝のようで、見ていてなんだかなかぁと思いませんか?

売る前に、チルト液晶を本体と離してお使いくださいと案内すれば済む話ですよね・・・・

しわ寄せはユーザーに。

どのメーカも、心血を注いで、大きな資金を投じて開発しているのは分かります。
しかしながら、ユーザーが実際に手にしてから、あれダメだったこれダメだったというのは、騙されている気分になる人もいるのではないでしょうか。

今でこそ、瀬戸こうじさんのようなyoutuberが問題定義を大きくしてくれるので、救われている部分もあると思いますが、
そんな情報を見ない人も多いのではないかと思うんですよ。

そして、このような方法が許されてしまっているのはなぜなのでしょうか。

理由として推測されるのが、ブランディングをかける広告や営業の部隊や広告代理店と技術者のあいだに溝があるからではないでしょうか。

技術の人「これは30分しか録画できません」
営業の人「目玉機能だし、それいっちゃうと、売れなくなっちゃうから、あんまりいうのやめよう」

こういう目線ですれ違いが起きているのではないかと思います。
そして、
僕たちやその部分を指摘している人がが憤るのはそこなんだと思うんです。

人柱としてカメラを手にしてしまっている多くの人は、報われないでしょう。
これが20万円のカメラなら、まだ人生90年でみればかすり傷かもしれないですが、80万円。


それをドーン!と発表して、youtuberやブログサイトにレビューをさせて、いきなりあれ出来ないこれ出来ないって、なんだか戦略としてガチャガチャなきもします。
ここまで含めての戦略としているのでしたら、ものすごいことだなぁと思います。

当然、すべての範疇で、ユーザーが想定しているだろうけどできない事を洗い出してしっかり明記することはできないかもしれないですが、
EOS-R5であれだけ騒がれた後の出来事と考えると、若干ぬかったのかなぁと思わざる得ません。

結論

僕たちが求めるものは、正直なレビューで、だからこそ、よりレビューしている人のレベルや空気感の伝わるyoutubeのレビューというのが近年流行しているのだと思います。
僕たちが求めるものは、正直な商品ブランディングではないでしょうか。